平成24年度 都立白鴎高等学校附属中学校 適正検査 解説と分析

2012年度 適性検査

<適性検査Ⅰ>

問題構成:大問3題

都立中全体で理系重視の傾向が強まる中で、文系的要素の問題も多く出題されています。

特に特徴的なのが大問2の問題1

東京スカイツリーの展望台からの眺めを想像して五・七・五の十七音で表現させる問題。
俳句のように表現するために、幅広く想像する中で、五・七・五の十七音にあてはめて表現するという問題でした。
これは、想像したものをそれぞれの音で表現していく力が求められます。

次に特徴的なのは、大問3。

これは方角と干支を絡め、23区の順番と位置の関係を問う問題が出ました。
このような問題は、東京都の学校ならではの出題でしたね。
単なる暗記・知識にとどまらない、思考力を問う問題も多く出題されますので、
日頃からしっかりと対策をとって準備をしていきましょう。

<適性検査Ⅱ>

適性検査Ⅱの出題形式は、初年度から一貫して「資料」と名付けられた文章についての
記述問題と作文で構成されています。

「資料」に採りあげられた文章は、平成19年度の物語文を除くと、
すべて説明文からの出題となります。

出題数の変化などはありましたが、本年度は2題構成でした。

【問題1】は、本文についての120字記述。
【問題2】は、テーマを2つの中から選ぶ、選択式の作文という内容でした。

ここで注目したいのは、前年度までと比べて、600字程度と字数が増えたことです。
来年以降、どのような流れになるか、まだまだわかりにくいところではありますが、
200字の短い作文or600字の長い作文いずれについても対応できる柔軟さが合格には求められそうです。

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