國學院久我山中学校の国語の基本データ
配点:100点
試験時間:50分
大問数:3題
頻出分野:読解問題2題と漢字・知識問題1題という出題構成、
設問は、記号選択・書き抜き問題が中心
國學院久我山中学校 国語の入試問題の4つの傾向と特徴
国語の問題はシンプル
久我山の国語では、ひねった問題やひっかけ問題はでません。
そのため、文章を正確に読み取ることができれば、問題ないです。
しかし、国語自体の配点は高いです。
さらに久我山の入試はです。
そのため、配点の高い国語でいかに点数を取るかが大切です。
また、国学院久我山の国語は、設問の数が少ないです。
そのため、1問あたりの配点が高く、点差が開きやすい試験となっています。
選択問題、知識問題などは確実に正解することが必要です。
しっかり、ここで点数をとって、合格へ大幅にリードしましょう。
大問は3問から構成。特進クラスのSTと一般試験の内容はほぼ同じ
国学院久我山中では近年問題構成がパターン化しています。
内容としては大問が3問、そして試験時間が50分です。
3問の大問ではそれぞれ、「小説などの文学的文章の読解」、「説明文の読解」、「漢字・知識問題」となっています。
国学院久我山の場合、一般試験とST選抜試験があります。
算数では出題内容が異なります。
しかし、国語の試験では大きな違いはありません。
そもそもSTクラスってなに?
久我山中では平成20年4月、特進クラスとしての《STクラス》というクラスが作られました。
現在、大学入学を希望する学生が増えています。
そのため、東京大学などをはじめとした国公立大学、早稲田・慶應などの難関私立大学の大学入試は
以前にくらべ、さらに厳しいものになってきています。
このような難関大学へ進学させるためには早め早めの準備が必要になります。
難関大学へ進学したいという生徒の希望を叶えるために、カリキュラムを組んで、
よりわかりやすく、深い内容の授業を受けられるのが、このSTクラスになります。
目指すは、東京大学や一橋大学をはじめとする最難関大学への現役合格です。
小学生にはすこし共感しずらい文章がでることも・・・
久我山中の入試問題の国語は決して引っかけ問題やすこしひねった設問が
たくさん出題されるわけではないです。
しかし、文章で扱われている時代や言葉が今の小学生には馴染みのないものになっています。
そのため、受験者である小学生にとってはすこし共感がしずらい文章と思われます。
また、難しいものだと、哲学的な考えを必要とするところもあります。
しかし、文章がむずかしいからといって読むことは止めてはいけません。
しっかり、最後まで読み切る訓練をしましょう。
毎年、2~3問、短めの記述問題を出題
久我山中は、他の中学の国語を比べて記述問題が少ないです。
また、字数も少なめなので、基本的に記述の割合はそんなに大きくありません。
しかし、しっかり記述の対策をして、点数を稼ぐことで合格への近道になります。
例年、20~40字程の短めの文章記述問題も2~3題出題されます。
字数が少ないのは一見かんたんに思えますが、裏を返せば、
しっかり文章の骨を読み取らなければなりません。
また全体的には選択と書き抜き問題が多いです。
國學院久我山中学校 国語を克服するために必要な3つのポイント
設問に応じた解き方を確実に身につけておく
久我山中の問題では、しっかり問題ごとに解放パターンを決めておくと良いです。
例えば、記号選択問題では、「消去法」や「本文中の根拠と照らし合わせながら解くこと」、
書き抜き問題では、段落分けをして「抜き出す範囲を限定」したり、「同意表現を探すこと」、
記述問題では設問の答えの核となる「骨」をしっかり取り出し、それに必要な情報を「肉付け」する
などがあります。
配点が高い国語では知識問題を確実に正解することが大切
久我山の国語では難しめの知識問題が出題されます。
たとえば、
「補足」「親善」「警護」の書き取り、空欄に漢字を当てはめるパズル的な問題などです。
漢字のレベルを見ればわかるように中学生でも書けるかわからないラインです。
しっかり、漢字などの知識の部分を訓練すれば、他の受験生との差も開けるので、
合格に大きく近づけます。
感情、感覚ではなく、「論理的に読む」ことを意識しよう
久我山中の国語は前に述べたように、小学生にはすこし読みにくい文章が出されます。
そのため、「論理的に読む」ことが大切です。
「論理的」というと難しそうですが、そんなことはありません。
簡単にいえば、「だから」「しかし」「つまり」などの接続詞に注目すること。
その文章の情景をしっかりイメージすること。
これらのような点に注意すれば、しっかり論理的に読めます。
以上の3つのポイントを意識して、国語を勉強していけば、
国学院久我山中の国語に対応できます。
がんばってください。
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