平成27年度 成蹊中学校 国語 分析と解説

試験時間は何分ですか?

試験時間は50分になっています。

大問は何題からなっていますか?

問題構成は物語文と説明文からなっております。
2つともそれほど長い文章ではないため、集中力がきれる心配はあまりありません。

しかし、強いて言えば、物語文の文章は少し長いと感じるかもしれません。

また、説明文は短いものになっています。
そのため、はやさはもちろんのことしっかりと正確さも意識して
読むことが大切になってきます。

物語文はどんな内容でしたか?

今回は小学生には少し重めの話でした。
どんな内容かというとクラスの子が突然なくなってしまうというものです。

しかし、この文章のミソはクラスの子が亡くなったとこではありません。

先生の「悪いことなんかしていないのに、どうして」という言葉から
始まる、子どもたちの純粋な大人への疑問をテーマにしています。

「大人はなんでも理由をつけたがる」という子供が感じるであろう
純粋な疑問を問題にしています。

おとな何事にも理由をつけるように子どもたちもなんとかして
クラスの子供が死んだ理由を探している様子が描かれています。

物語文の設問ではどのようなことが問われましたか?

物語文で聞かれることはだいたい決まっています。

主人公の気持ちや心情の説明、もしくは何かの行動や言動に対しての理由
問われることが多いです。

また、たまに慣用表現の意味も問われます。

基本的には記述で答える質問が多いので、しっかりと主人公でのその場面場面での心情
や全体を通しての心情の変化、小学生特有のつよがりなども意識することが大切です。

説明文はどんな内容でしたか?

今回は「睡眠」についての題材でした。

質の良い睡眠がなければ質の高い生活は送ることができないとの内容です。
内容的にはそこまで難しくありませんが所々で「脳科学」「生理化学」など
すこし抵抗感をもちそうなワードがでてきました。

大人が読めば興味が出ておもしろい題材になっていますが、少し小学生には
退屈な文章だなという印象はありました。

説明文の設問は難しいですか?

やはり難しいとすれば記述の問題になります。
しかし、しっかりと文章全体の内容を理解できていればしっかり
解けるようになっています。

また、語句に関しての知識が少し必要だなとも思われます。

「◯◯の意味も明らかにして」などもあります。
慣用表現を穴埋めする問題もあるので、語句の知識も必要です。

時間配分はどうすればいいですか?

時間配分は今回であれば、物語の方に多く時間をかけるべきです。
というのは文章が長い、かつ、設問が多いからです。

具体的に何分というのはここでは示しません。

個人によって「文章を読むのに時間がかかる子」「選択問題でなかなか答えを決めれない人」「記述を書くのに時間がかかる人」などそれぞれです。

そのためまずは過去問を時間内で自分の弱いところなどを自分なりに考え時間設定をしてみてください。

そして問題のところに何分かかったかをメモするようにしましょう。
そうすることで時間の内訳が見えてきます。

50分で実施するという点だけはしっかり守ってください。

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