<入試データ>
配点:100点
試験時間:50分
大問数:3問
小問数(設問数):21題(漢字問題5問)
◆出典
土屋賢二『あたらしい哲学入門』、神田茜『ぼくの守る星』
◆問題構成
大問は3つの構成となっています。
漢字問題から1題、論説・説明文から1題、小説・物語文から1題です。
国語の合格者平均は60点前後となっています。
[大問1 漢字の書き取り]
大問1は漢字の書き取りです。
難易度の高い問題が出題されますが、ここで得点を落とすのは非常に惜しいです。
<ワンポイントアドバイス>
漢字の問題集を隅々まで学習しましょう。
[大問1 論説・説明文]
大問2は論説・説明文の読解です。
今年は、「哲学の問題がどのように解かれるのか」
というテーマを初心者向けに解説した文章から出題されました。
本郷中では、このような抽象的で小学生にとっては難解なテーマからの出題が多くあります。
今年も同様に、哲学というテーマは小学生としては少し難しかったかもしれません。
しかし、文章自体は初心者用にかみ砕いた表現で丁寧に説明されていますので、
根気強く読解していけば、内容理解は可能です。
設問は、「内容をきちんと理解しているか」を確かめる問題が多く出題されます。
そのため、まずはこの文章は主に何について書かれているのかという主題を見つけ、
それぞれの段落の内容を丁寧に把握していくことが重要です。
<ワンポイントアドバイス>
文章中に具体例がでてきたら、それは何の説明なのか。
どことどこが対応し、どことどこが対比になっているのか。
このような項目を頭で考えながら文章を読んでいきましょう。
[大問3 小説・物語文]
大問3は小説・物語文の読解です。
字の読み書きが苦手な夏見とその周囲の人々の生活についてのお話でした。
中学生が主人公であり、心情描写も丁寧に記述されているので、わかりやすかったはずです。
大問2と同様に、「内容をきちんと理解しているか」を問われます。
心情を表す言葉や行動、主な事件などには線を引きながら読み、
登場人物の心情の変化を丁寧に追っていくようにしましょう。
また、大問2・3の中で語句の意味、言葉の決まり、同意語といった知識問題も出題されます。
このような知識問題では得点を落とさないようにしておくことが必要です。
<ワンポイントアドバイス>
大問1の漢字の書き取りと一緒に、日ごろから語彙力強化の訓練を行っておきましょう。
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