記述問題を解く上での10つの基本的注意

記述問題を解く上でのポイントやテクニックはたくさんあります。
しかし今日お伝えするのは記述問題を解く上でのもっと基本的なことです。

問題を読み解けるか以前に記述を書く際に気をつけるべき点が10個ほどあります。

これらの点をしっかり守ることができなければ、
せっかく良い考えや表現が浮かんでも減点されてしまいます。

初歩的なことですが、しっかり意識して以下の点を守りましょう!

①問題で聞かれている通りに答えること。

問題文に沿って、設問で問われている通りに答えましょう。
「これを付け足したら良いだろうなあ」と自分で決めるのではなく、
しっかりと問題文で聞かれていることを答え、問われていないことは書かないようにしましょう。

②一度に仕上げず途中で何度か読み返し、矛盾しておらず、
だれが見てもわかる文章になっているかどうかを確認。

自分の書いた記述が始まりから最後まで一貫しているか、
そして、しっかり文章中の文字を真似しているだけでなく、その記述を読んだ人は
誰でもその内容を理解できるかを確認しましょう。

③話し言葉で書かない。

ついつい日常で使う話し言葉を使ってしまっていないか、
正しい表現を使えているか確認しましょう。

④指示語やたとえの表現は、それぞれ何を指しているのかを明らかにして書く。

文章中の指示語を明らかにすることはとても大切です。
記述において、問題文に指示語があった場合、
その内容を明らかにして書くと良いです。

⑤できれば一文で書く。
ただし、それによって文章がわかりにくくなるなら、二文になっても構わない。

長い記述問題出ない場合は、なるべく一文で書きましょう。
しかし、明らかに字数の多い記述問題、もしくは一文では意味がわかりにくくなる場合は、
二文、もしくはそれ以上でも構いません。

⑥主語と述語が一致しているかどうかに神経を使うこと。

文章を書いていると、たまに主語と述語がずれていることがあります。
しっかり、主語と述語の一致が行われているかを確認しましょう。

⑦同じ言葉を多用しない。

一つの記述問題で同じ言葉を繰り返し使うことは好ましくありません。
同じ言葉ではなく、言い換えたりする必要があります。

そのため、語彙力もしっかりつけておきましょう。

⑧「ラ抜きことば」は使わない。

「食べれる」ではなく「食べられる」としっかり「ラ」を忘れないようにしましょう。
ら抜き言葉はよく話し言葉で使ってしまいがちですが、文章を書くときには絶対に
使わないようにしましょう。

⑨記述で書く内容のヒントになる部分は傍線前後にあることが多いので、
その近辺をしっかり読んで、活用する。

これはすこしテクニック的なところですが、記述問題の答えは
だいたい、その設問の傍線部の近辺にあることが多いです。

そのため、傍線部の近くを注意して読みましょう。

⑩記述は誰が読んでもすぐに理解できるようかんたんに仕上げることが大切。
文中の抽象的な表現がを、わかりやすく言い換えられるならそうする。

記述問題は難しい言葉をたくさん使うというより、
それを読んだ人にわかりやすく伝えることを意識しましょう。

設問の内容を的確に、かつ、わかりやすく書くことが大切です。

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