平成27年度「海城中学校の国語」の内容分析と時間配分
平成27年度の海城中の国語は物語文と論説文のふたつから構成されていました。
設問のタイプとしては選択式が多かったです。
記述の問題は2問ありました。
記述問題の字数はそれぞれ、70字以内、60字以内となっています。
また、素材文の総字数は、7200字程度になっています。
さらに選択肢のひとつひとつが長いので、読む文字数はとても多くなります。
そのため、速読が必要になってきます。
読解問題にあたっての3つのポイント
■長い素材文を素早く正確に読むことが必要
長いですが、素材文を読む時間の目安は20分程度がのぞましいです。
残りの30分~35分程度を解く時間に割けれると良いでしょう。
■長い選択肢から正しい解答を早く見つけ出す
海城中の選択式問題は、選択肢が長いものが多いです。
そのため素早く読み進めることが必要です。
しかし、選択肢の中にある誤りは見つけやすいものなっています。
■記述問題では設問で筆者が何を「書かせたいのか」を見つけましょう。
記述問題は、指定された条件の中に、出題者の「書かせたいこと」が含まれていることが多いです。
出題者の意図を読み取る訓連をすれば、記述問題は問題ありません。
[大問1 物語文]の詳しい内容解説とそれぞれの時間配分
問一 心情関連。文章中の明確な手がかりを読み取る。(選択式)<時間配分目安1分>
問二 状況理解。傍線部2直前に解答のキーセンテンスがある。(選択式)<時間配分目安1分>
問三 心情理解。各選択肢の表現を素早く、かつていねいに見比べたい。(選択式)<時間配分目安2分>
問四 場面理解。「劣勢」「押され気味」の2つをおさえよう。(選択式)<時間配分目安1分>
問五 心情関連。「好意」と「きちんと認めてくれている」部分をおさえよう。(選択式)<時間配分目安1分>
問六 人物の考え。二人の考え方の違いをしっかり読み取ろう。(選択式)<時間配分目安2分>
問七 心情理解。ここまでの美鈴の発言に注目。(選択式)<時間配分目安2分>
問八 心情関連。AとBは、それぞれのポイントを文章から見つけ出す。(記述式)<時間配分目安5分>
問九 心情関連。恋心に関係する設問である。(選択式)<時間配分目安1分>
[大問1 論説文]の詳しい内容解説とそれぞれの時間配分
問一 基礎レベルの漢字が中心。(漢字の書き取り)<時間配分目安2分>
問二 言葉の意味。A、Bともに、基礎的な内容。(選択式)<時間配分目安1分>
問三 内容理解。傍線部1以降のあとの文脈に着目。(短答式)<時間配分目安1分>
問四 内容理解。本文を読み取り、選択肢の内容を比較することで判断できる。(選択式)<時間配分目安1分>
問五 内容理解。「探していたものではなく、予期しなかったもの」という部分をおさえよう。(記述式)<時間配分目安3分>
問六 内容理解。傍線部4直前の内容に着目してみよう。(選択式)<時間配分目安1分>
問七 内容理解。傍線部5と各選択肢を比較してみよう。(選択式)<時間配分目安2分>
問八 内容理解。似かよった選択肢に惑わされないように。(選択式)<時間配分目安1分>
問九 内容理解。それぞれの選択肢をすばやく、かつ丁寧に判断。(選択式)<時間配分目安2分>
問十 内容理解。選択肢の間違いは、見つけやすい。(選択式)<時間配分目安1分>
問十一 基礎レベルのことわざ。(短答式)<時間配分目安1分>
合格点平均点と分析
合格者平均点は、96.3.点。(満点は120点:約80%)
漢字を確実に正解しましょう。
各読解問題の誤答を2つ以内におさめることができれば、合格点に到達します。
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