都立白鴎高等学校付属中学校 適性検査 傾向と分析

白鴎中の適性検査全体の特徴

東京都立白鴎高等学校付属中学校について都立初の併設型中高一貫校として設立されました。
現役での大学進学を目指しており、応募状況は7倍近い倍率になる公立中高一貫校の人気校の一つです。

問題の難易度は高くないといっても、上記のような倍率のうえ、
文章や資料を読み取りながら4科目について解答していく総合問題形式なので、
幅広い知識思考力が求められ、油断は出来ません。

適性検査1〈時間:45分、 満点:100点、 難易度:D-E〉の特徴
(合格点目安 70-85%)

白鴎付属中の適性検査1については、試験時間45分に対し、設問数が30問前後となっているうえに、
ほとんどが適語記入や記述式の問題となっているため、時間配分が重要となる試験となっています。

問題形式としては、ある家族が都内を巡る話をもとに、文章と資料や地図、図形を読み取りながら、
算数・国語・理科・社会の問題に解答していく総合問題形式となっています。

算数

算数は小数・分数の四則演算や計算の工夫が必要なもの、場合の数、規則性、立体図形、
速さ、平均算などから出題されます。

また、熟語・部首と組み合わせの概念が合わさった国語との複合問題なども出ます。

「算数」については計算力は必要不可欠なので、日々の学習の中に計算練習を盛り込んでください。
それと同時に思考力も求められます。しかしながら、思考力の前提は基礎力です。
速さや図形、平均算、場合の数、規則性などの基礎をしっかりと固めたうえで、
様々な角度から考える習慣をつけてください。

特に場合の数や規則性については公式が使えない場合に、
自分なりの解法を導き出せるかどうかが勝負の分かれ目になります。

国語

国語については読解力はもちろんのこと、漢字・部首・熟語などの基本的な知識についても問われます。
加えて他の科目との複合問題で意見を記述させる問題も出るので国語の総合力が問われます。

「国語」については漢字、語句などの知識問題を中心に練習を積み重ねてください。
読解については適性検査2の項目を参考にしてください。

社会

社会については統計資料や地図をもとに東京の地理、産業などについて問われます。

「社会」については白地図とグラフを使いながら、まずは東京都の地勢をおさえ、
その後、統計資料を使いながら産業などを学習していきましょう。

社会については暗記科目とよくいわれますが、
白鴎のような総合問題形式の場合、丸暗記の学習は通用しません。

一つのことがらを覚えるにしても

●内容の意味づけ
●知っている知識との関連づけ
●相互の関連づけ
●経験との関連づけ

などの関連学習を行い、知識を自由に有機的に使える学習をしましょう。

理科

理科については資料をもとに月の満ち欠けなどの、気象、身近な生物などについて出題されます。
平成19年には鳥の特徴を短歌で表現するといった非常にユニークな国語との複合問題が出されるなど、
単なる暗記では対応できません。

「理科」については動植物を観察したり、天体観測をしてノートを作るなど、
自然と直接触れ合うことも学習の一環と考えて取り組みましょう。

動植物のしくみや自然の動きには必ず法則がありますので、机の上の学習だけでなく、
可能な限り実体験で自然の法則に触れることは、理科の学習において非常に重要です。

適正検査Ⅰに対応する力を身につけるための3つのポイント

「幅広い知識」と「文章と資料を素早く読み取る力」

白鴎付属中の適性検査1については難易度は高くないのですが、
総合問題形式で全科目について問われるうえにスピーディーに解いていく必要があるため、
「幅広い知識」と「文章と資料を素早く読み取る力」が求められます。

基本的な知識がまとめられたテキストを活用

テキストのついては四谷大塚の「公立中高一貫校対策」などで十分ですが、問題数が少ないので、
必要に応じて「計算と一行問題集」といった基礎トレ用のテキストや「四科のまとめ」などの
基本的な知識がまとめられたテキストを使って、幅広く基礎固めを行いましょう。

問題を解くスピードを意識

普段から資料や図などに触れるように心がけ、なおかつ時間を決めて問題を解いていく習慣をつけてください。
時間を決めることによって解答スピードが上がるだけでなく、緊張感を持ちながら解答にあたることによって
文章読解や資料の読み取りの正確性が増します。

適性検査2〈時間:45分、 満点:100点、 難易度:C〉の特徴
(合格点目安 60-70%)

適性検査2については1、2題の論説・説明文、もしくは小説・物語文を読み、
主題や自分の意見を答え、また題材を参考にした400字程度の作文も課されます。

適正検査Ⅱに対応する力を身につけるための5つのポイント

読解力の養成

まずは読解力の養成が必要です。
読解については普段から本だけでなく、教科書の文章や新聞、雑誌などに慣れ親しむ習慣をつけてください。

「出典チェック」「指示語の理解」「接続詞の理解」「意味段落分け」を意識

普段から「出典チェック」「指示語の理解」「接続詞の理解」「意味段落分け」
などのポイントを押さえた学習を行い、内容を正確につかみとる力を養ってください。

「登場人物の整理」「場面の変化(時間、場所、人の移動など)」「会話文(台詞)」を押さえる

小説・物語文については上記のポイントに加え、「登場人物の整理」「場面の変化(時間、場所、人の移動など)」
「会話文(台詞)」を押さえた学習を行うと、かなり内容がつかめます。

制限時間を必ず決める

読解をする際には必ずやや厳しい制限時間を決め、解き進めましょう。
時間を意識し、適度な緊張感の中で読解をしていくことで正確さも増していきます。
また作文については読後ノートを作る練習をしてください。

登場人物の心情をまとめる

論説・説明文については主題を中心、小説・物語文なら登場人物の心情を中心に
自分の意見をまとめる練習を積みましょう。

 

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