【過去問分析】平成24年度駒場東邦 国語入試問題20のポイント

<H24年度 試験基本情報>

⚫出典:椰月美智子『ダリアの笑顔』

⚫試験時間:60分120点


⚫合格ライン:60点~70点

<H24年度国語 題材の20つ特徴>

素材文6000~8000字程度

受験生と同年代の主人公が多い。


・出題されるのは物語文


・登場人物は複雑な事情「葛藤」を抱えている


・人物は、中心となる出来事を経て心情を大きく成長させる。


細部類推系の問題が出る。


・それぞれの文脈を分析して、出題者が何を求めていたのかを判断して、記述する問題

例)平成 24 年度 問 7
問 7 —-線部⑥「冷たいかき氷を急に食べたときみたいに、耳から頬にかけてきゅうっとしぼん
でいった」とありますが、これはどのような気持ちを表していますか。八十字以内で説明しなさい。
① 「冷たいかき氷を急に食べた」とは、何がどうしたことを表しているのか類推する。
② ①を受け、「耳から頬にかけてきゅうっと」とは、何をどう感じているのか明らかにする。
※八十字という字数を見て、書く内容の構成を考えることも必要。


・素材文の傾向は例年、似通っている


「類推系の記述」、「典型的な心情記述」、「文章全体の心情の変化」などが問題の中心となっている。


・テーマは、友情や家族の愛情といった身近な物が多いのが特徴


・設問の難易度は例年上がってきている


・問15は心情の変化をまとめさせる大型記述


・100字以内でまとめる大型記述


・問題総数は15問


・問7、問8は難問。


・全体的に難問ぞろいだったが、確実に取れる問題も5~6問あるので、それは落とさない。


起承転結をしっかり把握しておかないと最後の大型記述は解けない


日頃から長文に慣れ親しんでおく必要がある。


主人公の人物関係に注意しながら、心情表現を押さえる。

関連記事

  1. 平成23年度 都立桜修館中等教育学校 適性検査Ⅰ 分析と解説

  2. 2011年度中学国語入試・よく出題された出典ランキング

  3. 平成27年度 豊島岡女子中学校 国語 分析と解説

  4. 【記述力は子供に必要ですか?】記述力が求められる4つの理由

  5. 【学習院女子中】国語の全体傾向と5つの対策方法

  6. 海城中学校 国語分析

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。