「国語の成績が上がらない・・・」国語ができるようにならない4パターンの子ども

なかなか国語が上がらないことで悩んでいませんか?

その原因はもしかしたら、子どもの性格や性質に問題があるかもしれません。

ここでは国語の成績が上がらな子どもに多い特徴を紹介します。
以下のパターンに当てはまっていないか確認してみましょう。

読書ばかりしてしまう人

国語は漢字・語句以外具体的な学習法が思いつかないせいか、
とりあえず読書をする」ことで対処しようとする傾向があります。

確かに物語文を好んで読む生徒は場面を頭の中で映像化し、
登場人物の心情を的確にとらえる力をもっているように思われがちです。

読書をするとデメリットもあります。
それは主観的なものの見方をしがちになることです。

普段の読書と同じように課題文を情緒的に読んでしまうときに起こります。

国語の文章は、算数と同じで自分の感情を入れず、論理的に解いていくことが大切です。

だから、物語文と同様、論説文や説明文にも感情的な読みは通用しません。

また、問題作成者は子どもたちが自分の感情を含めて考えてしまうことを知っています。
そのため、引っ掛け問題のようなものも多数あります。

そのため、もちろん読書も大切ですが、それよりも受験においては論理的思考を鍛えるとが必要です。

「国語は日本語だから練習しなくてもできる」と思っている人

もし国語イコール「だれでもできる日本語」ならば、
わざわざ国語を入試問題の科目として使う必要はありません。

目的は、生徒がどのくらいその文章を読んで筋道を立てた思考ができるかをみることです。

そして、この能力は国語のみならず他の教科でも必要になり、
最終的には自分が大人になったときまで必要になります。

学校側はそういうことが身についた生徒がほしいのであり、
読み書きができるだけのレベル(普段の日本語レベル)を求めているわけではありません。

入試の「国語」と日常の「日本語」の延長ではありません。

一から学び直そうという気持ちで取り組みましょう。

よくこんなことが言われます。
「入試に成功する人は算数のできる人、失敗する人は国語のできない人」
国語でも論理的に考えることは必要不可欠なのです。

頑固な人

偏差値が上がる人、志望校に合格できる人に共通することとして一つ考えられることは、
彼らが皆「真面目な生徒」であったことである。

ここで言う真面目とは「授業中静かにしている」といった意味ではありません。
教わった通りのことを素直に実行する」という意味である。

本来「学ぶ」とは「まねをする」から派生した言葉です。
つまり、国語ができる講師や先生ののやり方を自分たちが吸収し、
そのまま実行すれば着実に力がつきます。

やっかいなことに間違った方向に努力すればするほど成功から離れてしまいます。

自分なりの解釈、解法を見つけたい、こだわりが子どもにはあるかもしれません
もちろん、それを趣味の読書などで使うのは良いです。

しかし、受験においてはしっかりと習った解法を練習し、身に付けることが大切です。

短気な人

すぐに結果を求めてはいけません。

模試の結果が悪いと焦る子供や親御さんがいらっしゃいます。お気持ちはとてもわかります。
しかし、みなさんの「本番」は忘れないで下さい。

本番の入試で点数をとれれば良いのです。

「本番前にそれに気づかせてもらえた。ありがたい」と考えることが大切です。
模試は練習試合と思ってください。
つまり、そこから何かを得ることが大切なのです。

話を戻すと、国語は他教科と比べ思考力を根本から変えていく作業が必要なため、
時間がかかるのは仕方ないことです。

ここで述べた「真面目な生徒」ですら最低一年は結果がでるまでにかかります。

目先の成績にとらわれず、教わった通りのことをコツコツとこなすことが大切です。

そして、親御さんも結果が出ない子どもを静かに応援してあげることが必要です。

短気は損気」という先人の言葉に学びましょう。

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