平成27年度 豊島岡女子中学校 国語 分析と解説

<入試データ>

配点:100点
試験時間:50分
大問数:2問
小問数(設問数):24題

◆出典

石川幹人『だまされ上手が生き残る』
八束澄子『明日につづくリズム』

◆問題構成

豊島岡女子の国語は、大問が2つの構成でした。

昨年まで「漢字書き取り」は、1つの大問として独立していましたが、
読解問題に組みこまれました。

構成は変わったものの、文章量に変化はありません。
読解問題の総字数は6,000字程度でした。

例年試験時間は50分ですが、問題数が多いため、時間に余裕はありません。
そのため、返り読みをせずに文章の意味を捉えていく必要があります。

豊島岡女子中の国語は総合問題

出題分野は、論説・説明文と小説・物語文から1題ずつの出題となっています。

また、設問の内容も、心情の読み取り、キーワードの抜き出し、指示語の内容、文の並べ替え、
接続語、文法問題、表現に関する問題、漢字の書き取りなど、非常に多岐にわたっています。

出題分野、出題形式ともに幅広く、国語という教科の総合問題と言えるでしょう。

入試までに苦手分野を作らず、積極的に過去問を解いておくことが必要です。

ややこしい選択問題

問題数が多いので、時間を意識しながら素早く問題を解いていく必要がありますが、
特に注意が必要なものがあります。

それは、文章内容に関する選択式の問題です。

5択の問題は、それぞれの選択肢が長く、非常にややこしいものになっています。
指示語や接続詞の理解を丁寧に行い、場面の変化(時間、場所、人の移動など)や
会話文に注目しながら、客観的に文意を把握できるようにしましょう。

選択問題に比べて記述問題はやさしい

一方、記述問題は、取り組みやすいものが多いです。
出題数は、例年、数題程度です。
出題者の意図を見抜くことができれば、それほど困難な記述問題ではありません。

ここで得点を落とさないようにしましょう。

[大問1 論説・説明文]

大問1は論説・説明文です。

例年、芸術論や武士道など取り上げられるテーマは小学生にとってなじみのないものが多いです。

今年も「進化心理学」という少し難解なテーマでした。
ただ、具体例が多くありましたし、段落ごとにまとめの文も複数あったので、
そこをきちんと読んでいればある程度理解できたことでしょう。

<ワンポイントアドバイス>

テーマがむずかしくても焦らずに
文章から読み取るようにしましょう。

[大問2 小説・物語文]

大問2は小説・物語文です。
今年の問題は、状況設定はさほど複雑ではなく、読みやすい内容だったと思います。

ただ設問内容は、登場人物の心情を問う問題が中心で、ひっかけも多く非常に難解です。
心情を的確に読み取るには、状況・行動・登場人物の性格などを正確に把握する必要があります.

傍線部の前後を確認しただけでは正確に選択肢を選ぶことは難しいでしょう。

<ワンポイントアドバイス>

はじめに文章を読むときから、登場人物の幼少期のことや性格なども考慮に入れておきましょう。

合格者平均から見えてくること

合格者平均は70点前後で比較的高めです。

90字程度の記述問題をきちんと満点を狙うことはもちろんですが、
難解な選択肢問題で取りこぼさないように的確に素早く解いていくことが大切です。

細かいミスも、積み重ねると致命的です。

漢字問題も、小学生にしては難しいものが多く出題されます。
ただ、漢字問題集の範囲を逸脱したようなものではないので、
きちんとすみずみまで丁寧に練習しておきましょう。

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