アルペ記述読解教室の特別インタビュー特集!

今回は、国語の記述力や読解力、また日本人の教養や文化などを独自のメソッドで教えるアルペ記述読解教室に直接インタビューしてきました。

中学受験や2020年の大学受験の入試改革で記述力が重視されてきているなかで、早い段階から記述読解の指導をしてきた高木先生は15年の指導経験があります。

また、従来の国語の教え方ではなく、自身の経験を通したユニークなメソッドで記述力や語彙力を身につけさせるとともに、子どもたちがニュースなど世の中のできごとに関心を寄せられるように指導しています。

記述力や時事問題の知識が重視されていくこれからの変革に対応するのにピッタリの国語教室になっています。

では、実際にインタビューを見ていきましょう!

インタビューにご協力してくださった高木先生

アルペ記述読解教室を開校したきっかけ

━ どうしてアルペ記述読解教室を開校したのですか?

かれこれ15年近く中学受験の現代文、高校生のセンター現代文を指導して感じた、
「生徒の知識不足」
「世の中への関心の薄さ」
「語彙力のなさ」
「話し方の幼稚さ」
などをなんとかしたいと思ったことがきっかけでした。

ただ、テキストでテクニックを教えるのではなく、どんな授業がいいのか試行錯誤し、今の記述読解教室があります。

アルペを立ち上げて15年になりますが、ちょうど、都立白鴎中学開校(都立一貫校のさきがけ)説明会などを盛んにやっていて、塾組合の会議や出版社の会議などでも、適性検査ってなんだろう、ということに関して考える機会があり、自分でも研究しました。

アルペ記述読解教室の5つの柱となる力を身につけさせたい。

━ アルペ記述読解教室ではどんな力を子どもたちに身につけてほしいですか?

記述力や読解力などはもちろんですが、それだけではなく、日本人としての文化教養や人前で考えを表現できるプレゼン力も身につけてほしいと思っております。

実は、アルペ記述読解教室には「5つの柱」というものがあって、それが最終的には子どもたちに身につけさせい力になっています。

《アルペ記述読解教室の5つの柱》
1.日本人としての文化教養を身につける(豊かな感性を磨く)
2.豊富な語彙を身につける(ことわざ・慣用句などの習得)
3.正しい文法で作文が書ける(文法や作文構成の仕方を学ぶ)
4.社会の出来事に関心を持ち、自分の意見が書ける(時事問題を学ぶ)
5.自分の考えを表現できる(作文やプレゼンを通じて発信する)

特に低学年で日本語を学ぶチャンスが少ないので、必要な力が身につかないまま高学年になってしまいます。

これは、子どもだけの責任ではなく、大人の責任でもあると思います!

子どもたちのレベルに合わせて設定されたが達成目標

━ アルペ記述読解教室の各クラスを指導する上で、大切にしていることや意識していることは何ですか?

アルペには、初級~上級クラス、そして受験クラスがあるので、それぞれで大切していることをお伝えします。

<初級コース>
小学1~3年生が多いです。
初級コースでは、「書くことは楽しい。」と子どもたちに感じてもらうとともに、「日本語の豊かさや楽しさ」を感じてもらえることを大切にしています。

<中級コース>
小学3,4年生が多いです。
中級コースでは、「長い文章が書ける楽しさ」を感じてもらうこと、あとは子どもたちに身の周りのニュースへの興味を広げてもらうことを意識しています。

<上級コース>
小学5年生が中心です。
上級コースでは、「意見をしっかりと表現できる力」「政治や経済、化学への関心を高める」ことを大切にしています。

<受験クラス>
小学6年生が中心です。
受験コースでは適性検査(※都立中の入試)で点数がとれる力を身につけさせることを大切にしています。
そのために、なんとなく書いたり、なんとなく分析したりするのではなく、「正確に書く」「正確にものごとを理解する」ことを子どもたちに教えています。

ユニークな方法で国語や記述力を養う「アルペメソッド」

━ 他塾にはアルペ記述読解教室の目玉は何だと思いますか?

プレゼンテーションやニュースレポートの指導です。

また、日本語のボキャブラリーを豊かにすることが大切にしています。

そのため、日本語の語彙を増やすために、アルペ記述読解教室では、「言葉あつめ」や「カードバトル」、「説明練習カード」「短文づくり」などを使って、子どもたちが楽しく学べるように工夫しています。

どの内容でも子どもたちは積極的に発言したり、アピールしたりするので、とても活発な授業になっています。

体験授業にきたお子さんの保護者の方からも「子どもが楽しかったと言っていました!」とうれしい声をいただくことが多いです。

ただ、作文を書いたり、文章を読んだりするのではなく、ゲーム感覚で学べたり、切磋琢磨して学び合える点なども子どもたちにとっては良いのかなと思います。

子どもが「世の中のできごと」に興味をもつようになるニュースレポート

━ アルペ記述読解教室の目玉の一つのニュースレポートって何ですか?

子どもたちが新聞の中から好きな記事を選んで、200字でその記事を説明して、もう200字で意見感想を書くのがニュースレポートです。

━ ユニークですね!ニュースレポートを思いついたきっかけは何ですか?

自分の中学時代の担任の先生が、A4の大学ノートに、天声人語を切り取ってはらせ、記事要約と意見と分からない語句調べをさせる先生でした。

週に1~2回は実施していました。

私自身、もともと読書は好きでしたが、新聞の題材から学ぶきっかけを多く得た経験があり、そこで子どもたちも新聞を通して学ぶことはできないかと考えたことがきっかけでした。

あとは長い指導を通してきて、優秀なご家庭の親子は新聞を読んでいるなと実感したこともきっかけの一つです。

家庭環境で随分の差があって、特に母親が、こういったものに関心が低いと、子どもが関心を持つ子には育たないのではないかと感じました。

でも、実際には、毎日家庭で取り組むのも難しいですよね。

だから、塾でそういう環境をリードして作っていきたいと思いました。

━ なるほど…小学生なのに難しい勉強をよくやってますね。

ありがとうございます。今回見学していただいた子たちは、一年度に受験を迎える学年です。
やる気があるメンバーが集っています!

ちょうど世代交代で今回が年度が変わって初めての授業です。
1年以上前から一緒に勉強をやっている子も多くて経験を積んできています。

なかなか突然来て、同じようにはできません。
ニュースに全く関心がないまま高学年になってしまった子もいますし、書くことが大嫌いな子、苦痛だなと思う子もいます。
人の話を聞いたり、落ち着いてものを考えたりできない子もいます。

でも新聞には、さまざまな分野が詰まっているので、生徒に興味があるところを見つけることができるんです。

例えば、さかなクンのコーナーが好きな子、ファーブル先生のコーナーが好きな子、データやグラフを読むのが好きな子、宇宙科学の話が好きな子、様々です。

新聞の良さは、子どもたちが自分の興味のある記事を見つけて、さらに深められる点だと思います。

また、大人も小学生向けの新聞でたくさん学ぶことができると思います。
実際、私は、朝日小学生新聞から学ぶことばかりで、TPPや憲法改正の問題なども、頭で理解するのに役立っています。

まして、生徒に説明するに、わかりやすい言葉で咀嚼して説明するために、なくてはならない存在でもあります。

小学生の娘は、ファーブルのコーナーで、蟻地獄の記事に興味があったし、先日の皆既月食の記事も楽しく読んで、自分でメモにまとめていました!(笑)

━ たしかに大人でもニュースをしっかり理解できている人って少ないですよね…。ニュースレポートで子どもの時事問題への関心は高まりますか?

「自宅で新聞を読むようになった!」
「ニュースを見るようになった!」
という話をお母様方から聞くようになります。

それは本当に大事なことだと思っています。

「大人もワイドショーのような題材ばかりみていないで、TPPについて考えるとか、朝鮮の問題について考えるとか大事です。お母さんたちにも一緒になって取り組んで、親子でもどんどんニュースの会話をしてくださいね、ご家庭での親子の取り組みが何よりです!」と説明会などでお母さんたちに伝えています。

家庭のあり方で知的好奇心や教養、読解力など大きな差になっていますから。

ニュースレポートで養った力は中学受験でも必ず役立つ!

━ しっかり子どももニュースに関心を持つのですね…。これは中学受験でも役立ちますか?

もちろんです!

私立中の国語はもちろん、適性検査の対策は充実していますし、低学年うちから培う「語彙力」「文法力」「記述説明能力」は、私立最難関の国語入試の記述問題に対応できる力につながります。

アルペの子たちも、都立の適性検査を意識して通塾される方が多いですが、倍率7倍以上の難関です。そのため実際不合格になる子もいます。

だからこの勉強が無駄!・・・そんなことはありません。

事実、都立中に不合格になった子が、先日も都立高校の推薦入試で小論文とヂィベートで合格しました。
彼は、作文が非常に上手。小学校の時にきちんとした方を学んでいますから、今回の入試でも、作文力を発揮できたと思います。

また、時事問題に関心を持つ習慣がついているので、時事問題の知識は標準的な中学生よりかなり身についています。アンテナがあるので。

2020年の大学入試改革にもしっかり対応できる!

━ なるほど…。お話を聞いていると高校受験や大学受験の助けにもなりそうですね!

実は、先日アルペから、慶応大学の推薦入試に合格した女の子も、記述講座の生徒です。
小学生の時から、作文が非常に上手でしたし、ニュースレポートにも熱心でした。

朝日小学生新聞の意見コーナーにも掲載された経験があります。
その子も小学生の時に身につけた学力が鍵になっていると思います。

もちろん学習習慣がありますから、中学で高校でもコツコツと真面目に勉強して内申点も良かったです。

━ 素晴らしいですね!では、今話題の「2020年の大学入試の改革」の対策にもなりますか?

もちろんです!

大学入学改革では、現代文は少なくとも3題の記述型の設問が出題されるという方針が出ています。

これをみると、「分析」「説明」「要約」の力が求められることがわかります。

まさに、記述を学ぶことで、これらの力は必然的に身についていきます。

時事問題だけでなく、文学の重要性も伝えたい

━ 授業ではニュースレポートなども時事問題しか扱いわないのでしょうか?

そんなことありません。

時事問題を学ぶことは都立中入試などでも大切です。

ただ、私は、文学は文学で大事だと思っているんですよ。

そのため、宮沢賢治や夏目漱石、新美南吉などを取り上げる講座もあります。
小学校2年生が百人一首を全部暗唱もしました。

日本文学に触れて、言葉の豊かさや教養を身につけることで、豊かな感性が磨かれると思うんです。「素敵な文章を書け料にもなる。」そう思っています。

毎週の添削は大変だけど、子どもの成長を感じられて楽しい!

━ アルペ記述読解教室で指導していて、大変だったことや苦労したことは何ですか?

みんなのたくさんの提出レポートや作文を毎週添削することは大変ですね!(笑)

でも、授業でみんなと学ぶことはとても楽しい。

アルペ記述読解教室では、自分自身が限界を決めず、新しいことにチャレンジしていきたいです。

成長したとき、子どもの言葉は” 知的 ” になる。

━ アルペ記述読解教室の子どもたちを指導していて、どんなときに彼らの成長を感じますか?

子どもたちが、ニュースを学ぶことを楽しめるようになったときや素敵なスピーチができるようになったときです。

あとは、子どもたちの言葉は話の内容が”知的に”なったときも、彼らの成長を感じます。

力のぐんと伸びる秘訣は「子どもの力×親の接し方」

━ 今までの指導を通して、記述力(などの国語力)が伸びる子に共通する特徴や共通点は何ですか?

「わからないことをきちんと調べられる子」
「メモをとれる子」
「好奇心のつよい子」
「保護者の子どもへの接し方が良い環境にある子
などです。

━ 記述力(などの国語力)が高いお子さんや伸びるお子さんの保護者に共通することはありますか?

親子でも会話が豊かなことです。

あとは、すぐ調べるクセをつけていたり、日常から興味や関心が高い保護者のお子さんは優秀なことが多いですね。

━ 今までの指導を通して、記述力(などの国語力)が伸びなかったり、苦手だったりする子に共通する特徴や共通点は何ですか?

家庭での会話が少なかったり、ニュースをみなかったりする子ですね。

あとは、新しいことを楽しめなかったり、努力ができない子もなかかな伸びません。

記述力を始めとした国語力は早ければ早いほど身につく!

━ 今までの指導を通して、記述力を身につけるのに最適な時期はいつだと考えておられますか?

1年生、2年生は、国語の学びのスタート時期であり、言葉を学び増やす時期でもあるので、最適だと思います。

そして、4・5・6年生は「記述力」や「スキル」など実践力を培うトレーニングをする時期です。

ですが、勉強を続ければ何歳からでも伸びます。

大人でも「いつ始めるか!」「何を目標にするか!」です。

コミュニケーション型のアクティブなレッスン形式!

━ 授業中、生徒同士のコミュニケーションや先生と生徒間のコミュニケーションは多いでしょうか?

問題集を解説する授業ではありません。

「話す」「書く」「読む」を大切にした活気ある楽しい授業です。

お子さんたちが積極的に話す機会があります。

━ 授業形式としては、講義式でしょうか?それとも生徒主体の授業でしょうか?

対話型授業です!
生徒主体の授業でもあり、バランス良くやっています。

生徒のプレゼンも大事なメニューの1つです。

謙虚で目標に一生懸命がんばれる子なら大歓迎!

━ どんな目標をもったお子さんや保護者の方に来てほしいですか?

「すてきな作文が書けるようになりたい!」
「国語の基礎力を身につけたい!」
「中学入試で国語や作文を得意科目にしたい!」
などの目標をもっているお子さんにはぜひ、来てほしいですね!

━ アルペ記述読解教室で通っているお子さんは、どんな性格や特長をお持ちですか?

スタートは苦手だと思い込んでいることでも、必ず方法を知ることで、めざましいステップアップをするものです。

謙虚であれば大丈夫。

━ 文章を書くことができなかったり、作文が苦手だったりする生徒でも受講できますか?

もちろん、みんなはじめは苦手です。
または、得意だと思っていても自己流であったりします。

なので、作文が苦手なお子さんでもまったく問題ありません。

子どもたちが「本当に必要な力」を身につけられる教室にしたい。

━ これから子どもたちにどんなことをもっと教えていきたいですか?

また、以前話題になったPISA型学力についてや、日本の大学受験の変更改革、都立中学受験の志願者の増加などの状況もあり、今も自分のやりたいことがどんどん膨らんでいます。

そのため、今後もいろいろな講座などを開いて、これからの時代に必要な力を子どもたちに身につけさせたいと思っています。

また、そのひとつとして、今年から「プレゼンキッズ講座」というものを開催しています。

これからの子どもたちに必要なプレゼンテーションの力を鍛えていく講座です。

このプレゼン講座で練習したことを発揮する場として「学習成果発表会」というものを開催しています!

━ 「学習成果発表会」って何ですか?

学習成果発表会は、記述読解教室やプレゼン講座に通っている子どもたちが、授業で学んだことを保護者の方に披露する場として開催しています!

普段アルペ記述読解教室では保護者の方が見学することはできません。

そのため、このような機会をもうけ、子どもたちの成長を保護者の方にもぜひ見ていただきたいと思って毎年やっております。

子どもたちの個性溢れた発表や、大人では考えられない暗唱などを披露してくれて、とても盛り上がった会になりますよ!

━ とても興味があります!今日だけでは、聞きたいことがありすぎて、一日で終りませんね…。今回は貴重なインタビューをありがとうございました!

アルペ記述読解教室では、他塾にはないユニークなメソッドをつかって、国語力や記述力だけでなく、ニュースなどに対しても積極的に子どもたちが触れられるように工夫されています。

今回は特別に授業の内容を見学させていただきましたが、子どもたちはとても活発に発言しており、アクティブな授業でした!

また、おとなしそうな子どもも授業がはじまったら、しっかりと発言し、楽しそうに授業を受けていました。

本当に必要な力を身につけられる環境になっている塾でした。

今回のインタビューをご覧になって、気になったという方はぜひ、公式サイトから問い合わせてみてください!

公式サイトはこちら

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